このブログは、「大切な人のメンタル不調に悩む人の助けになる」ことを目的に発信しています。
うゆ25です😋
私の夫は、適応障害の診断を経て、2年前にうつ病と診断されました。
その1年後、今度は双極性障害のⅡ型と診断されました。
これ、あるあるらしいんです。
私も不勉強で双極性障害の可能性は頭になかったので、最初は驚きました。
以降、この病気について本で勉強するようになりました。
双極性障害も、うつ病と同じ気分障害に分類されるのですが、治療方法が異なります。
いずれも治療するためには適切な診断が必要となります。
しかし、これが難しい😱
私たちの一例がどなたかの参考になれば幸いです。
双極性障害は、うつ状態と躁状態が交互に出現する脳疾患です。
うつ状態と躁状態の期間は個人差があり、それぞれ数日から数週間の場合もあれば数年にわたる場合もあります。
躁状態とは、気分が高揚して活動的になったり怒りっぽくなったりする状態です。
この躁状態の程度によって、双極性障害はⅠ型とⅡ型にわけられます。
「高額な買い物や借金をする」「無謀な投資や事業計画をする」「友人に電話をかけまくる」「性的に奔放になる」などが躁状態の例です。
軽躁状態は個人差が大きく、Ⅰ型の躁状態に近い人もいれば、躁状態がほぼ現れずうつ病に近い病状の人もいます。
「テンションがやや高いが社交的の範囲」「仕事に意欲的で生産性が上がった」とプラスに見える場合もあります。
夫の場合、このⅡ型でした。
躁状態に気づけるかどうかが診断の鍵
双極性障害とうつ病の診断が難しいのは、多くの人がうつ状態を訴えて心療内科にかかるからです。
活動的になっている躁状態を、症状の一部ととらえる患者さんは少ないです。
また、躁状態が極めて軽く、全く気づかないこともあります。
私は、夫の軽躁に気づいていませんでした。
思い返せば、怒りっぽかったり、大きな買い物をしたがったりすることがありました。
旧型のオープンカーを納車した数日後に、「最新型も欲しい」と言うので私の方が怒りました笑
しかし、ほとんどうつ状態に見えており、うつ病という診断を疑ってみることはありませんでした。
診断が変わったことで、薬も変わりました。
その薬が夫には合っていたようで、現在は以前よりずっと穏やかに生活することができています。
薬物療法は、自分に合う薬を見つけるまでが本当に辛いんですよね。
もっと早くに気づいていたら…と思わずにいられません。
適切な診断に必要なのは、家族が積極的に医師に情報を提供することだと考えています。
私は夫の通院に毎回ついていっています。
もし通院している家族やパートナーの様子で気になることがあるなら、なかなか時間がないかもしれませんが、受診に同席してあげてください。
あなたの情報が診療、ひいては治療の役に立つかもしれません。
双極性障害の原因は、ストレス、性格、トラウマなどなど色々言われていますが、遺伝に関連があることはほぼ間違いないようです。
余談になりますが、夫の母も約10年間うつ病を患っていたそうです。
ですが、気分の波が激しく「一日中動き回っていた」「突然旅行に出かけたことがあった」時期もあったようで、もしかしたらうつ病ではなく…と思うことがあります。
私は医師ではないので、診断する立場にはありませんが💦
そんな夫の母も、長い年月はかかりましたが今は元気に過ごしています。
母は夫のよき理解者であり、「必ずよくなるよ」と言ってくれます。
これほど心強い言葉はないです。
双極性障害は、うつ病と比較して非常に再発しやすい病気です。
再発予防という観点からも、うつ病とはアプローチが異なります。
多くの人が、完治を待たずして薬を飲みながらなんとか社会復帰しようとします。
夫も、転勤したかったために一度目の休職から短期間で復職しました。
しかし、希望通り転勤できたものの、待っていたのは再度の休職でした。
そして現在、二度目の復職に向けてリハビリ出勤をしています。
休職を繰り返した経験は、夫をさらに不安にさせました。
次も上手くいかないんじゃないか…
「そのときは仕事を辞めて一緒に地元へ帰ろう!」
夫は私の言葉に少し安心したようでした。
生きてさえいれば何とかなる、私はそう思います。